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長野のセブン社員 「不当配転」救済申し立て

県労働委員会への救済申し立てについて説明する河野さん(中央)=長野市県労働委員会への救済申し立てについて説明する河野さん(中央)=長野市
 コンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)の社員で、長野市内などの店舗の経営相談などを担当していた河野正史さん(44)=長野市=が30日、不当に配置転換させられたとして、県労働委員会に救済を申し立てたことを明らかにした。フランチャイズ店のオーナーの処遇改善を社内で求めたことで、オーナーとの接点の少ない業務に変えられたと主張している。

 河野さんと、河野さんが組合員となっている地域合同労組「千曲ユニオン」(千曲市)が30日、長野市内で記者会見した。申し立ては5日付。

 河野さんは、オーナーが会社から「経営数値の向上を強く求められている」とし、クリスマスケーキなどの販売数を多く報告するため、自腹を切ることが頻発している―などと主張。社内の会議などで改善を求めたという。長野市内8店舗の担当だった2017年3月に人事の発令があり、人手が足りない店舗に出向いて補助する担当に変わるように指示されたとしている。

 県労働委には、人事の発令の撤回、発令後に下がった賃金(月約10万円)の支払いに向けた救済措置を求めた。

 同社広報センターは取材に、河野さんの担当替えについて「健康面に配慮した配置転換だった」と説明。河野さんによると、長時間労働が続き、13年にうつ病を発症したが、17年までは異動などは無かったとし、「会社側の説明は表向きの理由に過ぎない」と訴えている。

 同社は千曲ユニオンとこれまで団体交渉を4回開いてきたとし、同社広報センターは「社員の意見を聞き、誠実に対応していく」としている。

(3月31日)

長野県のニュース(3月31日)