長野県のニュース

八ケ岳の7人死傷 複数に分かれ登山

 八ケ岳連峰・阿弥陀岳(2805メートル)の南稜で25日に関西地方の男女7人パーティーが滑落し、3人が死亡した事故で、救助された人が県警の調べに対し「複数のグループに分かれて登っていた」と説明していることが31日、分かった。

 けが人の1人が事故当日、搬送先の諏訪中央病院(茅野市)で、同病院関係者に「7人全員がロープでつながっていた」と話したが、県警は7人がひとつながりになっていたわけではないとみている。

 現場の「P3」(標高2600メートル付近)と呼ばれる岩峰は急傾斜で、滑落や雪崩が頻発する難所で、7人は幅が狭いルンゼ(岩の溝)を登っていたとみられる。現地に詳しい諏訪地区山岳遭難防止対策協会山岳救助隊長の高橋政男さん(57)=諏訪郡下諏訪町=は取材に、7人が分散してルンゼを登っていたとしても、先行グループが登り終えるのを待たずに後続が登っていたりすれば、滑落に巻き込まれる可能性があると指摘している。

(4月1日)

長野県のニュース(4月1日)