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願い乗せ20年 長野で最後の「流し雛」

願いを込めてわら舟に載せたひな人形を公園内の小川に流す子どもたち願いを込めてわら舟に載せたひな人形を公園内の小川に流す子どもたち
 長野市更北地区の子ども会育成会は1日、折り紙のひな人形をわらの小舟に載せて川に流す「流し雛(びな)」を、同市小島田町の川中島古戦場史跡公園で行った。子どもたちの健やかな成長を願い今年で20回目を迎えた催しだが、小舟の経費など開催費用の確保が難しくなり今回で最後。参加した親子連れら約120人が、願い事を書いたひな人形が流れていく様子を見守った。

 子どもたちはまず、ひな人形に「バスケットボールの選手になりたい」「けんこうげんきえがお」などと願い事を書いた。その後、ひな人形を1体ずつ載せた長さ25センチほどの小舟100艘(そう)余りが公園内の小川に一斉に浮かべられ、子どもたちは「はやーい」などと声を上げながら流れる舟を追い掛けた。

 子ども会育成会相談役の松田芳裕さん(74)=同市稲里町中氷鉋=は「子どもの思い出づくりになれば―との一心で続けてきた」と振り返りつつ、「これで終わるとなると残念。いつか復活させたい」と話した。

(4月2日)

長野県のニュース(4月2日)