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決意の春、新たな船出 県内で入社式や辞令交付

開学した長野県立大の三輪キャンパスで、安藤理事長(左手前)から辞令を受け取る教員=2日午前9時38分、長野市三輪開学した長野県立大の三輪キャンパスで、安藤理事長(左手前)から辞令を受け取る教員=2日午前9時38分、長野市三輪
 2018年度が実質的に始まった2日午前、県内の企業や団体で入社式や辞令交付があった。ともに1日に開学した長野県立大(長野市)、公立諏訪東京理科大(茅野市)は、理事長や教職員が辞令や任命書を受け取り、1期生となる学生を迎え入れる準備を加速。企業トップは、世界や足元の地域を意識した仕事を求め、新入社員が決意を表明した。

 県短大を四年制化した長野県立大の安藤国威理事長は、県庁で阿部守一知事から辞令を受け取り、三輪キャンパス(長野市)に移動。教職員ら約110人に辞令を交付した。金田一真澄学長は「全力を尽くし、使命を全うします」と力強く宣言。安藤理事長は「県民の期待に応え、将来のリーダーとなる人材をこの地から出す目的の実現に向けて一同、頑張ってください」と呼び掛けた。

 私立諏訪東京理科大を公立化した公立諏訪東京理科大。諏訪地方6市町村でつくる諏訪広域公立大学事務組合の柳平千代一組合長(茅野市長)は茅野市役所で、唐沢範行理事長に任命書を交付した。唐沢理事長は企業トップを10年以上務めた経験を生かし、続投する河村洋学長とともにかじ取りを担う。「大学のブランド価値を上げて、世の役に立ち、実力ある学生を育てたい」と意気込みを語った。

 今年で創立100周年のシナノケンシ(上田市)は本社で入社式をした。金子元昭社長は貿易摩擦の激化を懸念しつつ、「われわれの製品の80%以上が日本以外に出荷され、90%以上が海外で生産されている。世界で勝てる会社になるため、皆さんの成長に期待している」と激励。樋口知香さん(22)は新入社員22人を代表し「新たな100年の歴史を(社員の)皆さまとともにつくりたい」と述べた。

 アルピコグループは、合同入社式を松本市内のホテルで開催。アルピコホールディングス(松本市)の曲渕文昭社長は新入社員53人を前に、グループが生活に密接した企業体だと強調。2年後の創業100周年に向けて「お客さま第一主義であったからこそ築けた歴史。財産として受け継いでほしい」と求めた。東洋観光事業(茅野市)に入社する中沢光葉さん(22)は「学び続ける向上心を持って仕事に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 セイコーエプソン(諏訪市)の入社式には新入社員365人が出席。碓井稔社長は、グローバルな規模で存在感を高めることが重要だと指摘。「創造と挑戦の気概を持ち、常に謙虚さを忘れることなく、自らを高める努力を続けてほしい」と呼び掛けた。信州大大学院を修了したマレーシア出身のムハマド・イリヤスさん(26)は自らをダイヤモンドの原石に例え、「教えられたこと全てを身に付け、一日も早く会社と共に輝くダイヤモンドになれるよう頑張ります」と述べた。

 県は、部局長ら職員約700人が出席して県庁で年度初めの式を開いた。

(4月2日)

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