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ネットバンクで650万円詐取被害 須坂の女性

 須坂署は2日、須坂市内の60代女性が、市職員を名乗る男に銀行の口座番号や暗証番号を聞き出され、インターネットバンキングを通じて650万円を奪われる被害があったと発表した。女性は知らない間にインターネットバンキングの利用手続きをされていた。同署は、男が女性になりすましてネットバンキング利用を申し込んだとみて、詐欺や、電子計算機使用詐欺の疑いで調べている。

 県警捜査2課によると、口座の名義人が知らずにネットバンキングが契約され、口座間の送金で金をだまし取られたのは県内初とみられる。

 須坂署によると、女性宅に3月中旬ごろ、市職員を名乗る男から電話があり、女性の健康保険料が10年間過払いになっており「こちらで手続きする」などと連絡があった。女性は氏名や住所、銀行の口座番号、暗証番号を教えた。

 その後、男から「封筒が届く」「連絡するまで開けないで」と言われ、女性の自宅にネットバンキング用のカードとパスワード生成機が届いた。

 さらに男から電話があり、「カードの番号や機械の数字を読み上げて」などと言われ、女性は番号とパスワード生成機に表示された番号を伝えた。後日、女性が金融機関で通帳を記帳したところ、650万円が他人名義の口座に振り込まれているのに気付き、同署に相談した。

 同署は、男が女性から聞き出した情報を基にネットバンキングの手続きをしたとみている。

 ネットバンキングを悪用した被害では、今年に入って、上田市内の60代男性がネット利用料名目の現金約134万円とパスワード生成機1台をだまし取られ、口座から約3770万円を奪われた例がある。

(4月3日)

長野県のニュース(4月3日)