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「大江戸温泉物語」がホテル木曽路を取得

大江戸温泉物語グループが取得したホテル木曽路=3日、南木曽町大江戸温泉物語グループが取得したホテル木曽路=3日、南木曽町
 全国でホテル・旅館などを運営する大江戸温泉物語グループ(東京)は3日、木曽郡南木曽町のホテル木曽路を取得したと発表した。同社は全国各地で経営不振の施設などを取得し、再建する事業を展開している。同ホテルは木曽郡内で最大規模の宿泊施設。今月から休館しており、8月に「大江戸温泉物語ホテル木曽路」としてリニューアルオープンする予定だ。

 ホテル木曽路は1997年開業。鉄骨鉄筋コンクリート造りの本館(5階建て)と別館(6階建て)があり、客室数は76室で定員340人。同ホテルを経営していた会社の役員によると、近年は経営不振が続き、設備更新に必要な投資も滞っていた。再建に向けて新たな経営者を探したところ、大江戸温泉物語グループが名乗りを上げたという。取得額は公表していない。

 大江戸温泉物語グループは南木曽町について「中山道の宿場町として栄え、歴史的な雰囲気が楽しめるエリア。県外からの観光客も多い」と指摘。同ホテルについて「自然に囲まれた環境で、良質な温泉を楽しめる」と説明し、地元をはじめ中京圏からの集客に力を入れるとしている。

 同グループが運営する施設の宿泊料は1泊2食付きで7千〜8千円台が中心。食材や備品を集中購買する仕組みで運営を効率化している。コストパフォーマンスの高さを掲げることで「気軽に何度でも旅行に訪れてもらう」として誘客を図っている。ホテルのリニューアルではバイキング形式のレストランを導入する予定。従業員は希望すれば雇用を継続する方針という。

 大江戸温泉物語グループは2003年に東京・お台場で温泉施設を開業。全国で運営する施設数はホテル木曽路を含めて35施設になり、県内では上田市の鹿教湯温泉でも旅館を運営している。関連会社を含めた連結売上高は17年2月期で418億円。

(4月4日)

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