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ピアゴ飯田駅前店が今秋閉店へ 社員は配置転換で対応

 流通大手ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD、東京)は5日、飯田市のJR飯田駅前にある総合スーパー「ピアゴ飯田駅前店」を、2018年秋に閉店すると明らかにした。1974(昭和49)年の開店以来、通称「丘の上」と呼ばれる中心市街地の象徴的な存在となってきたが、建物の老朽化などで「将来的な採算が見込めないと判断した」としている。

 同HD広報室によると、閉店は取締役会で決めた。ピアゴ飯田駅前店の経営の現状については「開示できない」としたが、「不採算店舗であることは間違いない」と説明。後利用については「解体するかどうかも含めて未定だが、建物の老朽化で長期的に使い続けることは難しいのではないか」との見方を示した。

 ピアゴ飯田駅前店の今年2月時点の従業員数は、社員が8人、パートとアルバイトが約60人。社員については基本的に他店舗への配置転換で対応し、雇用を維持する。100円ショップなどテナント10店舗には既に閉店方針を伝えてあり、地元への説明会などの予定はないという。

 ピアゴ飯田駅前店の建物は鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上5階建てで、延べ床面積は約1万4千平方メートル。直営の売り場が約9割を占め、食料品や衣料品、インテリアなどを幅広く扱っている。中心市街地にある総合スーパーは同店のみだ。

 同店は「ユニー飯田駅前店」として開店し、03年に「ジョイマートユニー飯田駅前店」に店名を変更。09年に現店名になった。91年の年間売上高は59億円に上ったが、郊外への大型店進出などの影響を受けて客足が鈍り、03年時点の年間売上高は17億円余に落ち込んでいた。

 同HD傘下のユニー(愛知県稲沢市)が県内で運営する総合スーパーは、ピアゴ飯田駅前店以外に、飯田市と伊那市、下伊那郡高森町にアピタが各1店。岡谷市中心部にショッピングモール「レイクウォーク岡谷」がある。同HDはこれら4店について、閉店の計画はないとしている。

(4月6日)

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