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飯田駅前ピアゴ閉店 飯田市長、後利用を協議へ

ピアゴ飯田駅前店内で放課後のひとときを過ごし、店を出る飯田風越高校の生徒=6日午後6時すぎピアゴ飯田駅前店内で放課後のひとときを過ごし、店を出る飯田風越高校の生徒=6日午後6時すぎ
 今秋に閉店することが分かった飯田市東和町の総合スーパー「ピアゴ飯田駅前店」。市街地空洞化がさらに進むことが懸念される中、牧野光朗市長は6日、対策を講じるため同店を運営するユニー(愛知県稲沢市)側と近く協議することを表明した。市民にとっては長年、中心市街地の象徴的存在だっただけに閉店を惜しむ声が絶えなかったが、住民間で市街地活性化への機運を高めていく契機に―との声も上がった。

 「閉店に至った経緯や今後どうするかの話もしないといけない」。牧野市長はこの日、市役所で開いた定例記者会見で、同店の後利用などを巡り、ユニーの幹部と近く懇談すると述べた。

 市長は、ユニーの社長や会長を歴任した阿南町出身の佐々木孝治さんを通じ、同社と緊密に連絡を取り合ってきたと説明。佐々木さんはピアゴの運営について、「私がいるうちはしっかりやらせてもらう」と話していたという。

 しかし、佐々木さんは2017年5月に相談役を退任。市長は、16年9月にユニーグループ・ホールディングスがファミリーマートと統合した経営形態の変化もあり、閉店は避けられなくなった―とみる。

 ピアゴがあるJR飯田線飯田駅周辺の中心市街地では、小売店の撤退が相次ぎ、空き店舗や駐車場が増え続けている。にぎわい創出を目指してピアゴ店内で特産品販売などを続けてきた南信州・飯田産業センター(飯田市)の食品産業相談支援員の熊谷秀男さん(68)は「閉店は残念だが、市街地の活性化について住民が知恵を出し合う契機にしたい」と力を込めた。

(4月7日)

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