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飯田の「代田獅子囃子」 稚児踊り華やかに

屋台獅子の前で稚児踊りを披露する女児ら屋台獅子の前で稚児踊りを披露する女児ら
 飯田市の松尾代田地区に140年ほど前から伝わる「代田獅子囃子(ばやし)」の地区内巡行が7日、2日間の日程で始まった。地元の「下(しも)の宮諏訪神社」の春の例大祭に合わせ、2年に1回実施。お囃子を奏でる屋台をほろで覆った屋台獅子が地区内を練り歩き、子どもたちが稚児踊りを舞った。

 稚児踊りは地区の小学3、4年生の女子が担っており、今年は12人が参加した。顔を白く塗った裁着袴(たっつけばかま)姿で「数え歌」「梅が枝(え)」などの曲に合わせて踊りを披露。両手に持った扇子を回したり、鈴の付いた花笠を鳴らしたりした。

 代田獅子囃子の巡行はかつて3年に1回だったが、地区内の女児全員が稚児踊りに参加できるよう、近年になって2年に1回にした。飯田市松尾小4年の中嶋優月(ゆづき)さん(9)は「扇子を回すのが難しくてたくさん練習した。踊れてうれしかった」と話した。

 2日間で地区内の住宅や商店など計約70カ所を巡り、下の宮諏訪神社に舞を奉納する予定。保存会長の松沢秀明さん(67)は「伝統芸能を守る中で、地区の絆が強まっている」と話した。8日も午前8時半から地区内を巡行する。

(4月8日)

長野県のニュース(4月8日)