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公立諏訪東京理科大 ベトナムの工科大と提携

太陽電池の実験を見学するホーチミン市のフォン委員長(右から2人目)ら=9日、茅野市太陽電池の実験を見学するホーチミン市のフォン委員長(右から2人目)ら=9日、茅野市
 公立諏訪東京理科大(茅野市)は9日、ベトナムのホーチミン市工科大と教育研究面で提携すると明らかにした。諏訪東京理科大は、経済のグローバル化に対応する人材育成を目的に海外大学との提携を進めており、米ワイオミング州立ワイオミング大とは教員の相互派遣で既に合意している。諏訪地方からの進出企業が多いベトナムの大学との提携も探っていたという。

 ホーチミン市工科大は、1957年開学の国立大。情報工学や化学工学、機械工学などを専門とする学部があり、学生数は約2万7千人、教職員数は約1300人。両大学の一部教員が以前から交流していた縁で、今年2月に提携の協議を始めた。同工科大も海外の大学との提携を模索していたという。

 河村洋学長は取材に、提携に基づく教員、学生の相互派遣、共同研究が今後考えられるとし、交換する覚書などの細部を詰めているとした。

 一方、経済交流のために来日中のホーチミン市の市長に当たるグエン・タイン・フォン・同市人民委員会委員長が9日、諏訪東京理科大を訪問。河村学長と意見交換したり、太陽電池の実験設備を見学したりした。両大学の提携について「ホーチミン市がクリエーティブシティー(創造的な都市)になるよう、力を合わせてほしい」と、期待を示した。

 フォン委員長を団長とする訪日団30人余は5日に来日し、9日は諏訪地方の企業関係者とも意見交換した。10日は阿部守一知事と面談する。

(4月10日)

長野県のニュース(4月10日)