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善光寺大勧進 瀧口特命住職が初のお朝事

善光寺大勧進の特命住職として初めてお朝事を執り行った瀧口氏(奥中央)=9日午前6時50分、善光寺本堂善光寺大勧進の特命住職として初めてお朝事を執り行った瀧口氏(奥中央)=9日午前6時50分、善光寺本堂
 天台宗務庁(大津市)が3月末付で善光寺大勧進(長野市)の小松玄澄貫主(げんちょうかんす)(84)を解任したことを受け、4月から当面の貫主の業務に当たる瀧口宥誠(ゆうじょう)特命住職(84)が9日、就任後初めて、本堂での朝の法要「お朝事(あさじ)」に臨んだ。

 瀧口特命住職は午前6時20分すぎに大勧進を出発。本堂までの参道では、ひざまずいて手を合わせる参拝者一人一人の頭に数珠を当てて仏縁を結ぶ「お数珠頂戴(じゅずちょうだい)」の儀式を行った。本堂に入ると、秘仏の本尊を安置する内々陣で、善光寺天台宗一山の住職らと厳かに経を唱えた。

 瀧口氏は1日、天台座主(ざす)の任命を受けて特命住職に就任。天台宗一山のお朝事は当面、大勧進の栢木寛照(かやきかんしょう)副住職と交代で務める。大勧進は5月末をめどに、天台宗一山住職の合議などを経て、天台宗務庁に次期貫主候補を推挙する予定だ。

 小松氏は、職員に差別的な発言やセクハラ発言をしたとされる問題に絡み、昨年12月に天台宗務庁に辞任願を提出。今年1月に貫主退任の意向を表明したが、3月に事実関係を否定して辞意を撤回した。宗務庁は撤回を認めず、辞任願に基づき解任した。小松氏は天台宗に対し、貫主の地位確認などを求める仮処分を大津地裁に申し立てている。

(4月10日)

長野県のニュース(4月10日)