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諏訪湖で「ナノバブル」実験再開 

諏訪湖の初島近くで台船に溶存酸素量の測定機を取り付ける諏訪湖クラブのメンバー=10日諏訪湖の初島近くで台船に溶存酸素量の測定機を取り付ける諏訪湖クラブのメンバー=10日
 諏訪湖底に酸素を含む微細な気泡「ナノバブル」を送り込み、生物がすみにくい貧酸素状態や湖底の土壌の改善を目指す住民団体「諏訪湖クラブ」は10日、諏訪市沖の初島近くに浮かべた台船に溶存酸素量(DO)の測定機を設置し、実験を再開した。新たに水中カメラも取り付け、湖底の状況をインターネットで確認する仕組みも構築している。

 ナノバブル発生装置は今月5日に設置し、水深約2メートルに放出するようにした。測定機は台船の周囲4カ所と発生装置につながる湖水の取り込み口近くに設置した。約1カ月にわたり、DOと水温を測定する。

 同クラブは昨年8月に実験を始め、冬の間は中断していた。会長で信州大名誉教授の沖野外輝夫さん(81)=諏訪市=は「今回はプランクトンが大量に増える時季の実験。水温が低かった昨年11月までの実験結果と比較し、季節によってナノバブルの効果に変化があるのか知りたい」と話している。

 水中カメラを設置した公立諏訪東京理科大(茅野市)の市川純章教授(49)によると、撮影は毎日午前5時〜午後6時半ごろ。魚眼レンズで撮影した湖底の様子を、インターネットで公開することも検討している。市川教授は「水中の様子を見ることで、諏訪湖の環境、水質改善への関心を高めたい」と話している。

(4月11日)

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