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中野市産リンゴ「百年ふじ」 農協が秋から本格売り込み

百年ふじの幼木を定植する中野市農協職員ら百年ふじの幼木を定植する中野市農協職員ら
 中野市農協は、市内産のリンゴの品種「百年ふじ」の普及に力を入れている。10日には、農協職員とりんご・もも部会役員の農家が、苗育成のために同市越の畑に幼木500本を定植した。百年ふじの苗の育成は6年目で、現在、市内に1500本が植えられている。今秋には一定量の収穫が見込まれており、農協は本格的に売り出していく。

 百年ふじは、市内の果樹農家荻原安治さん(70)が約10年前、秋田県産のふじ系統の品種「らくらくふじ」の枝変わりとして発見。荻原さんによると、苗育成のために持ち込んだ旧知の山形県の苗木販売業者が創業100年を迎えたことを記念し、名付けた。

 農協によると、百年ふじは、通常のふじよりも色付きが良く、早くに熟す。市内では通常のふじの収穫は例年11月以降に本格化するが、1週間〜10日早く収穫できるため、早期出荷による高値での販売が期待できるという。

 この日、農協職員と農家の30人余が作業。30センチ間隔で直径約1センチ、高さ約70センチの幼木を植えた。11月までさらに成長させて、農家に配布する。自身の畑でも百年ふじを育成し3年目を迎えた、りんご・もも部会の高橋真一郎部会長(48)は「実を付けるのが楽しみ。注目される品種になるはず」と期待する。

 農協職員でリンゴを担当する早川直之さん(41)は「10月下旬ごろ、市内の直売所をのぞけば、出合えるかもしれません」と話している。

(4月11日)

長野県のニュース(4月11日)