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御嶽海、白鵬と高安から厳しい稽古 大相撲巡業「伊那場所」

稽古で白鵬(左)の胸を借りる御嶽海。右端は高安稽古で白鵬(左)の胸を借りる御嶽海。右端は高安
 大相撲幕内の御嶽海(木曽郡上松町出身、出羽海部屋)が10日、伊那市で行われた春巡業伊那場所で、横綱白鵬から初めて巡業で厳しく稽古をつけてもらい、大関高安からも指名されて相撲を9番取った。3月の春場所は8場所ぶりに負け越し、5月の夏場所での関脇陥落が確実。ご当地力士でもある自身に向けた白鵬と高安の思いを肌で感じ、発奮を誓った。

 関取衆稽古の最終盤。御嶽海が仕上げのぶつかり稽古に入ろうとすると、白鵬が土俵内に入ってきた。御嶽海は5分近く、俵と俵を往復したり、白鵬に頭を押さえ付けられた低い姿勢ですり足をしたり。「自分みたいな者に胸を出してもらい、光栄だった」。息が上がって倒れたままでいると、横綱鶴竜からひしゃくで水を掛けられて起き上がるよう求められた。

 「(ご当地力士として)かわいがってもらった。結果で恩返しできればいい」と御嶽海。9日に父親が亡くなったばかりの白鵬は「自分の与えられた仕事を全うする気持ちでやった」と語った。

 高安とは、白鵬に胸を借りる前に相撲を取った。春巡業序盤の2〜4日にも3日連続で指名されて相撲を取ったといい、「稽古をつけてもらっているので、早く結果を出さないといけない」。高安戦は6連敗中だけに自らを戒めた。

 春場所は増え過ぎた体重の影響で体に痛みが出ていたが、1日に始まった春巡業で回復に努めている。炭水化物の摂取量を調整して体重管理に気を使う。稽古の土俵にほぼ連日上がっているものの、親方衆ら周囲の多くは「以前に比べて(自己流稽古以外の)稽古をやるようになったが、まだまだ」と見ている。

 春場所は2場所連続で8日目から5連敗し、負け越した御嶽海は「しっかり稽古して、先場所みたいなことにならないよう、勝ち越して皆さんに良い報告をしたい」と話した。(松井哲明)

(4月11日)

長野県のニュース(4月11日)