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浅間山麓の風物が壁画に 元美術教師が御代田町に寄贈

御代田町役場新庁舎に飾られた「大壁画『御代田の祭り―豊穣の祈り』」御代田町役場新庁舎に飾られた「大壁画『御代田の祭り―豊穣の祈り』」
 御代田町御代田中学校などで美術教師を務めた画家の篠原義易(よしやす)さん(83)=軽井沢町軽井沢=が、約3年かけて仕上げた油彩の大作を御代田町に寄贈した。雄大な浅間山、地元の祭りや担い手の町民などを表現。町は5月に使い始める役場新庁舎1階の町民ホールで常設する。

 寄贈した「大壁画『御代田の祭り―豊穣の祈り』」は、高さ1・94メートル、幅4・86メートル。大寒の伝統行事「寒の水」で冷水を浴びる男衆、夏祭り「信州・御代田龍神まつり」で巨大な竜を担ぐ男衆と女衆を生き生きと表現。旧中山道小田井宿で行われる「小田井宿祭り」、わら馬を引く「道祖神祭り」も描いた。

 篠原さんは立科中(立科町)を振り出しに小諸市や軽井沢町で1994年まで35年ほど、中学の美術教師を務めた。美術団体「元陽会」審査員も担った。2001年の第32回元陽展で内閣総理大臣賞を受賞した後に御代田中時代の教え子などが絵画展を企画した。縁あってつながりを深めた人々を思い「少しでも地域にお返しがしたい」と15年6月、「大壁画」を描き始めた。篠原さんは「愛する地域を再び思うきっかけになるといい」と話している。

 5月18〜20日には篠原さんの絵画展が御代田町の複合文化施設「エコールみよた」(馬瀬口)で開かれる。

(4月12日)

長野県のニュース(4月12日)