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長野沖電気 生産能力30%向上へ

長野沖電気の電子基板の生産ライン。設備の増強と生産改善で生産能力を30%向上させる長野沖電気の電子基板の生産ライン。設備の増強と生産改善で生産能力を30%向上させる
 電子機器設計、製造受託などの長野沖電気(小諸市)は、2020年3月期にかけて小諸市の本社工場の機械設備を増強するとともに生産改善を進め、生産能力を30%向上させる。半導体検査装置や産業用ロボット、工作機械向けなどの電子基板の受注が伸びていることに対応する。増産体制を整え、17年3月期に104億円だった売上高を、20年3月期に130億円に引き上げる計画だ。

 同社は、電子機器などの設計、製造、保守などを請け負う受託製造サービス(EMS)事業が主力。17年3月期は親会社の沖電気工業(東京)以外の企業から受注した同事業の売上高が84億円に上った。そのほとんどは半導体検査装置や産業用機械などの動作を制御する電子基板という。大量のデータを保管するデータセンターの建設や自動車の電子化で、半導体需要が世界的に拡大。人手不足に伴う生産自動化による産業用機械のニーズの高まりもあって受注が増えている。

 長野沖電気は、19年3月期と20年3月期に合わせて約4億円を投資し、基板の自動検査装置などを増強する計画。合わせて工場のレイアウトや、作業の動線の見直し、新たな生産技術の開発などで効率化を進め、生産性を向上させる。グループ外の企業から受託するEMS事業の売上高を19年3月期に100億円、20年3月期に110億円に引き上げたい考えだ。

 中野善之社長は「設計段階から基板や装置を作り込める技術力が特長。増産体制の整備と並行して、新たな顧客にアプローチするなど市場開拓を強化し、事業を拡大していきたい」としている。

(4月14日)

長野県のニュース(4月14日)