長野県のニュース

アスベスト被害支援 県内組織結成

 アスベスト(石綿)による健康被害を受けた人や家族を支援する「県アスベスト対策センター」の結成総会が14日、長野市の県労働会館であった。県労組会議や国労長野地方本部、私鉄県連などの約90人が出席。被害に悩む人が気軽に相談できる態勢を整え、被害の掘り起こしを進める。

 センター代表に就いた鵜飼照喜・信州大名誉教授は「支援活動の裾野を広げ、活動を支えるスタッフを育成することも課題」と狙いを説明。石綿対策全国連絡会議(東京)の古谷杉郎事務局長が石綿被害の現状について講演した。

 センター役員には、JR東日本長野支社で車両の修理作業などに長年従事し、石綿が原因とみられる「悪性胸膜中皮腫」を発症、昨年12月に労災認定を受けた小林信五さん(58)=長野市=も名を連ねた。小林さんは、JR側の協力が得られず労災認定に苦労したことに触れ、「私のように苦しまずに労災認定される道筋をつくりたい」とした。

 センターは今後、長野、松本両市に常設の相談窓口を設置する予定。15日は午前10時〜午後4時、県労働会館内の県労組会議で面談と電話(電話026・234・2116)による無料相談を実施する。

(4月15日)

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