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エムケー精工 竹内製作所の撹拌機製造販売事業を取得

撹拌機製造を手掛ける新会社の本社となる竹内製作所の千曲工場=17日、坂城町撹拌機製造を手掛ける新会社の本社となる竹内製作所の千曲工場=17日、坂城町
 エムケー精工(千曲市)は17日、竹内製作所(埴科郡坂城町)から撹拌(かくはん)機の製造販売事業を取得すると発表した。竹内製作所が6月1日付で同事業を分割して新会社を設立し、エムケー精工が同日、新会社の全株式を3億8600万円で取得する。エムケー精工は新分野への進出を図り、竹内製作所は主力の建設機械に経営資源を集中させる。

 新会社名は「エムケーミクスト」で、資本金1千万円。撹拌機を製造している竹内製作所の千曲工場(坂城町)が本社となり、エムケー精工の荒木栄治執行役員が社長に就く。同工場と従業員約40人が新会社に移る。

 撹拌機は、食品工場のタンクに取り付けて液体をかき混ぜたり、工場の廃水処理施設や上下水道施設で水に薬品を溶解させたりするのに使われる。竹内製作所は1976年から製造販売を手掛け、2018年2月期の同事業の売上高は5億6500万円。建機が主力の同社は海外売上高比率が97%に上るが、撹拌機は全て国内の顧客に販売している。国内シェアは2位で、毎年利益を出しているという。

 同社の18年2月期の連結売上高は過去最高の943億4200万円で、19年2月期は970億円を見込む。欧米向けの建機の増産に追われ、人手などを撹拌機事業の強化に振り向ける余裕がなく、譲渡を検討していた。

 エムケー精工は、門型洗車機や電光表示機のほか、ホームベーカリーなど生活機器を製造販売し、全国に支店や営業所、保守のための拠点がある。撹拌機事業は、食品加工業界など新分野に進出する足掛かりになる上、同社の拠点を軸に営業を強化すれば販路の拡大も期待できるとにらみ、取得を決めた。

 エムケー精工の小林文彦常務は「撹拌機はいろいろな用途が考えられる。自社の販売・保守チャネルを生かして市場を開拓し、自社の技術と組み合わせた事業展開も考えたい」。竹内製作所経営管理部は「国内販売に強みを持つエムケー精工に撹拌機事業を任せ、本業の建機の製造販売に注力する」としている。

(4月18日)

長野県のニュース(4月18日)