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里山辺で薬剤散布 松本市 松枯れ対策で本年度

 松本市里山辺地区の町会長らでつくる同地区松くい虫対策協議会は20日、市里山辺公民館で開き、松枯れ対策として市が行う無人ヘリコプターによる薬剤散布を6〜7月に実施すると決めた。地区内では2017年度、健康被害などを懸念する住民から反対の声が上がり、市は散布業者の調整が付かないことなどを理由に散布を見送った。協議会はこの日、「(松枯れの)被害拡大を防ぐ必要がある」と判断した。

 市側は薬剤散布に、松林を伐採して広葉樹などに転換する「更新伐」を組み合わせた対策を説明。地区内の計12・4ヘクタールで散布する案を示し、了承された。市によると、17年度に計画した場所と同じ区域で1ヘクタール少ない。

 協議会によると、里山辺地区では、散布対象の山林がある上金井と林の2町会は散布を希望。残る14町会は、同意か山林がある町会などの意向に委ねるとしたという。

 傍聴に訪れた住民からは丁寧な議論を求める声も。地区内の保育園に通う長男の健康を心配する女性(36)は、「反対派と賛成派の間に壁を作らず、もっと話し合いをしてほしい」と話していた。

 市内の薬剤散布を巡っては、17年度に散布を予定した里山辺、本郷地区で健康被害などを懸念する住民から反対の声が上がり、本郷地区も里山辺地区と同様に散布が見送られた。市によると、本郷地区の本年度の散布は未定。

(4月21日)

長野県のニュース(4月21日)