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松本で駐屯地祭 信頼回復求める声も

来場者の前で観閲行進する駐屯地の隊員ら来場者の前で観閲行進する駐屯地の隊員ら
 陸上自衛隊松本駐屯地(松本市)は21日、松本駐屯地創設68周年記念行事(駐屯地祭)を開いた。模擬戦闘訓練の観覧、部隊の装備品の展示などがあり、市民ら約1万2千人(駐屯地発表)が訪れた。

 式典で岩原傑・同駐屯地司令は、昨年、北朝鮮の弾道ミサイル発射で県内でも2回、全国瞬時警報システム(Jアラート)による国民保護情報が出されたことや、中国が海洋進出を進めていることに触れ、「自然災害も含めたあらゆる事態に即応し、国の平和を守るため、訓練に励んでいく」と述べた。阿部守一知事は「県民の生命と財産を守るため、今後とも尽力してほしい」とあいさつした。

 この日は2月に佐賀県で起きた陸自ヘリコプターの墜落事故を受けて護憲団体などが反対を申し入れていたヘリ3機による飛行訓練もあった。

 陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題などが国会で批判を受ける中、訪れた人たちからは防衛省に信頼回復を求める声もあった。

 義理の息子が同駐屯地の隊員という塩尻市の会社員男性(64)は「(イラクなどで)突発的な戦闘が起きることはあるだろうが、隠しても隠し通せるものではない。なぜ最初から報告しなかったのか分からない」。長野市の会社員男性(59)は「自衛隊の抑止力は必要だと思うが、政府はもっとオープンにしてほしい。最近は隠し事だらけに思える」と話した。

(4月22日)

長野県のニュース(4月22日)