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飯山の力、実る「ほかし」 台風で浸水の田

「ほかし作業」をする農家ら「ほかし作業」をする農家ら
 昨年10月の台風接近による川の増水で多くの田が浸水した飯山市常盤地区で21日、一部の田に堆積したままになっている稲わらを乾燥させて燃やしやすくする「ほかし作業」があった。田起こしは今月下旬から始まるため、同地区の区長会が、市やながの農協みゆき支所(飯山市)に協力を呼び掛け、同地区の農家や市職員、農協職員ら計100人余が駆け付けた。作業は順調に進み、今季の作付けができる見通しになった。

 市によると、台風21号の接近で地区を流れる川の水があふれ、約180ヘクタールの田が浸水。そのうち11・6ヘクタールに、流された稲わらが堆積した。堆積量が多く、今年の稲作を断念しかけた農家が出たこともあり、区長会が対策を検討。雪解け後の今月、ボランティアを募り、ほかし作業をすることを決めた。

 参加者は、3カ所に分かれて計十数枚の田で作業。「人数が多いと、はかどるね」などと言いながら、熊手を使って稲わらを起こし、空気に触れさせて乾燥させる作業をこなした。

 中心となって対策を練った同地区副区長会長で市農業委員の丸山和義さん(64)は「大勢の協力で作業を終えられ、安心した。おいしいコメができる地区でもあり、生産の励みになる」と感謝していた。

(4月22日)

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