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54年ぶりに集まってタイムカプセル開封 大町の旧社小卒業生

つぼ(手前)に入っていた小石を洗って並べる卒業生たちつぼ(手前)に入っていた小石を洗って並べる卒業生たち
 長野県大町市の旧社(やしろ)小学校を1964(昭和39)年に卒業した同窓生が22日、学校跡地で54年ぶりに一堂に会し、当時、卒業記念に埋めたタイムカプセルを掘り出した。中身は全員がそれぞれ1文字ずつを記した小石の数々。文字を判別できたものは少なかったが、参加者は思い出に浸りながら旧交を温めた。

 当時の1クラス36人のうち24人と、担任だった中山弘幸さん(84)=大町市常磐=が参加した。タイムカプセルにした高さ約30センチのつぼはふたが割れ、中に泥が入り込んだ状態。それでも小石を水で洗い流すと「校」などの文字が浮かび、歓声が上がった。

 これまで一堂に会する機会は一度もなかったが、昨年8月に地元の有志8人が準備会を組織。発起人の内川篤さん(66)は「カプセルを埋めたからこそ集まれた。今日の思い出を心に留めて、これからの人生を生きていきたい」と話した。

 大分市から参加した首藤信子さん(66)は、カプセルを埋めたことを時々思い出していたという。旧友との再会に「6年間一緒だった仲間なのでうれしい。少しずつ昔の記憶が戻ってきた」と笑顔で話していた。

(4月23日)

長野県のニュース(4月23日)