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平安堂に「元町珈琲」併設 FC契約で長野に県内初出店

平安堂東和田店(左)に併設して「元町珈琲」が6月下旬にオープンする予定の店舗平安堂東和田店(左)に併設して「元町珈琲」が6月下旬にオープンする予定の店舗
 書店チェーンの平安堂(長野市)は、喫茶店チェーンを展開するスイートスタイル(東京)とフランチャイズ(FC)契約を結んだ。中京圏を中心に店舗網を広げる「元町珈琲(こーひー)」のFC店を長野市の平安堂東和田店に併設して6月下旬に開店。元町珈琲は県内初出店となる。同じ高沢産業(長野市)傘下のタカサワ(同)もスイートスタイルとFC契約を締結。県内の喫茶店市場の拡大を見込んで高沢グループで外食事業の拡大を目指す。

 元町珈琲は愛知県や岐阜県を中心に40店余を展開。「第二の自宅」のように店を使ってほしいと各店名に「離れ」という名称を付けている。コーヒーなどの飲み物を注文するとトーストなどの朝食メニューが付くモーニングセットを提供。サンドイッチやフレンチトーストといった食事メニューも充実させる。

 平安堂が東和田店に併設する元町珈琲は店舗面積約360平方メートルで、座席数は約100席。店内はテーブルやいすの間隔を広くし、ゆったりくつろげる空間にする。コーヒーの価格は450円から。営業開始は午前7時で「家族連れにモーニングメニューを楽しんでほしい」としている。

 平安堂は高沢産業の完全子会社で、現在は直営とフランチャイズを合わせて県内で書店15店舗を展開している。本の購入者がくつろいで過ごせるなど書店と喫茶店の組み合わせは相性が良いとにらみ、複合店舗にすることで集客力を高める相乗効果を狙う。

 東和田店はこれまでビデオレンタル店を併設して運営していたが、低価格競争による収益性の低下を受けて2月末に営業を終了。平安堂はこの旧店舗を改装し、後継店として元町珈琲を出店する。

 タカサワは定食店「大戸屋ごはん処」のFC店などで外食事業を展開。近年、喫茶店チェーンの県内進出が目立っており、同社は県内の喫茶店市場には拡大の余地がまだあると判断した。総務企画部の倉島忠夫部長は、外食事業拡大に向け「複合店は平安堂、単独店はタカサワで出店していきたい」としている。

(4月26日)

長野県のニュース(4月26日)