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中央アルプスで開山式 千畳敷にホルン響く

中央アルプス千畳敷で行われた開山式。青空の下、アルプホルンの音色がカール内に響いた中央アルプス千畳敷で行われた開山式。青空の下、アルプホルンの音色がカール内に響いた
 中央アルプスの開山式が26日、標高約2600メートルの千畳敷で行われた。雲一つない青空に、宝剣岳(2931メートル)などの雪の残る稜線(りょうせん)がくっきりと浮かんだ。参列した山岳、観光関係者ら160人余は、まぶしさに目を細めながら観光シーズンの幕開けを祝い、今季の安全を祈った。

 午前9時の気温は8・4度で、時折冷たい風が吹いた。積雪は昨年4月下旬より1・2メートルほど少ない約2・6メートル。参加者は、雪から半分ほど姿を見せた信州駒ケ岳神社の前で安全祈願をした。地元のアルプホルン愛好団体は柔らかな音色を千畳敷カールに響かせ、今季の開山を告げた。

 友人と参加した駒ケ根市赤穂の湯沢たきえさん(70)は、市の観光ボランティアとして千畳敷でガイドをするといい、「今季も中央アルプスらしい、穏やかな気候であってほしい」と願っていた。

 千畳敷へのロープウエーを運行する中央アルプス観光(駒ケ根市)はこの日、千畳敷の雪の中で約3カ月間貯蔵した日本酒を掘り出した。伊那市の酒造会社「宮島酒店」が、中アの伏流水で無農薬栽培のコメを仕込んだ純米大吟醸。500ミリリットル瓶を500本限定で、ホテル千畳敷やロープウエー麓駅で発売した。

(4月27日)

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