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松本の街と共に 信毎メディアガーデン全面開業

関係者のテープカットで全面開業を祝った「信毎メディアガーデン」=28日午前10時20分、松本市中央2関係者のテープカットで全面開業を祝った「信毎メディアガーデン」=28日午前10時20分、松本市中央2
 信濃毎日新聞松本本社の新社屋「信毎メディアガーデン」(松本市中央2)は28日、全面開業した。国宝松本城に近く松本市の街のにぎわいに寄与することも想定し、オフィス機能だけでなく市民が気軽に足を運べる多様な場も設けた複合型施設だ。オープン初日から早速大勢の市民が訪れている。

 新社屋は世界的建築家の伊東豊雄さん(76)=諏訪郡下諏訪町出身、第14回信毎賞受賞者=が設計。地下1階、地上5階で延べ床面積8143平方メートル。1〜3階がコミュニティーゾーンとショップゾーン、4、5階が松本本社のオフィス部分になっている。

 午前10時20分ごろ、西側玄関前の屋外広場「スクエア」で、招待者ら約300人を前に小坂壮太郎・信濃毎日新聞社社長が「素晴らしい建物にふさわしい中身をテナントのみなさんと一緒に作り上げ、地域のにぎわいに少しでも貢献したい」とあいさつ。続いて小坂社長、伊東さん、菅谷昭・松本市長、小口利幸・塩尻市長、宮沢宗弘・安曇野市長、井上保・松本商工会議所会頭、北野貴裕・北野建設社長、長崎俊夫・本町2丁目町会長がテープカットして開業を祝った。

 その後、招待者らは新社屋を見学した。セレモニーに先立ち竣工(しゅんこう)式も開かれた。

 正午からは松本市内のホテル・ブエナビスタで祝賀会。菅谷市長は信毎メディアガーデンについて「新たな交流や創造の拠点となり、中信地区における地域振興に大きな役割を果たすことを期待したい」と祝辞を述べた。

 1階ホールでは、松本市美術館で開催している同市出身の前衛芸術家草間弥生さん(89)の特別展に合わせた作品展示も始まった。

 新社屋は免震構造や自家発電設備を備え、震度6程度の地震が起きても通常通り新聞製作ができる。1950(昭和25)年創設の信毎松本本社の社屋は、70年に松本城近くの同市二の丸町から同市宮田に移った。信毎メディアガーデン開業に伴い、市中心部に48年ぶりに移転した。

(4月28日)

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