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「一校一国運動」の縁再び 長野・北部中PTAらスロバキアへ

スロバキア訪問に向け、長野冬季五輪当時などの写真を広げて懐かしむ訪問団のメンバースロバキア訪問に向け、長野冬季五輪当時などの写真を広げて懐かしむ訪問団のメンバー
 1998年の長野冬季五輪の「一校一国運動」でスロバキアと交流した長野市北部中学校の当時のPTA関係者や教員らが14日から、同国を訪れる。当時から抱いていた「いつかみんなで現地へ」との思いを、五輪から20年の節目に実現する。五輪当時の駐日大使や選手らと旧交を温め、途絶えている同国と北部中との交流を再開するきっかけにしたいと意気込んでいる。

 北部中には長野五輪開幕前日に同国の大統領夫妻が訪問したほか、大会期間前後にリュージュの選手や大使らが訪れて交流した。いったん交流が途切れた後の2004年、五輪前にPTA会長だった原田基典さん(73)夫妻が同国を訪れたことなどをきっかけに何度か交流したが、現在は途絶えているという。

 今回は50〜70代の15人で14日から8日間の日程で訪問。原田さんが訪問団長、五輪時にPTA副会長だった江村洋子さん(63)が副団長を務める。北部中も交流再開を希望しており、訪問団は生徒や長野市の近藤守教育長のメッセージを携えていく。

 現地では五輪当時の駐日大使で、現在は外務・欧州問題大臣を務めるミロスラフ・ライチャーク氏と再会。同氏は国連総会議長も務め、国連本部がある米ニューヨークとの間を行き来しているが、一行の訪問に合わせて帰国するという。長野五輪のリュージュ女子1人乗りに出場し、現在はコーチのマリア・ヤセンチャコバさんら五輪関係者とも交流。現地の小学校も訪れる。

 今回の訪問を呼び掛けた江村さんは「現地の人たちの人柄に触れるのが楽しみ」。五輪当時の北部中教頭で、今回参加する滝沢章治さん(73)は、「訪問が、スロバキアとの友好や親善の一助になればうれしい」と話している。

(5月1日)

長野県のニュース(5月1日)