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介護予防へ口腔機能の訓練プロラム開発始める  筑波大が長野で

喉の筋肉の厚みを調べる院生(左)喉の筋肉の厚みを調べる院生(左)
 筑波大大学院人間総合科学研究科(東京)の院生たちが30日、長野市吉田のデイサービス施設「フランセーズ悠よしだ」で、施設利用者の口腔(こうくう)機能の測定を始めた。口腔機能の低下は体の衰えと関係性があるといい、介護予防に効果的な口や顎、喉などのトレーニングプログラムを開発する目的という。

 同科と施設は2016年から各種体力測定などで連携。今回は、舌の圧力や滑舌、飲み込む力、息を吐く力、喉の筋肉などを測定する。5月5日までの6日間で150人余を対象に、同科の山田実准教授(37)と、作業療法士などの資格を持つ社会人学生25人が担当。データを分析し、プログラム作りに生かす。

 山田准教授は、口腔機能は訓練で向上する―と指摘。訓練の効率化や取り組みやすさのためにも「要点を絞ったプログラムを開発し、広めていきたい」としている。

 調査に協力した同市三輪1の塚田紹子(つぎこ)さん(86)は「よく口を動かしてしゃべると、楽しくて体の調子も良い。どんな結果が出るか楽しみなような緊張するような」。田中武一(ぶいち)施設長(37)は、プログラムが完成した際には「最先端の介護予防策の取り組みとして、長野から発信していきたい」と話していた。

(5月1日)

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