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小諸の遺体 殺人と断定 捜査本部を設置

男性の遺体が見つかり、捜査本部による現場検証が続くアパート=2日正午、小諸市滋野甲男性の遺体が見つかり、捜査本部による現場検証が続くアパート=2日正午、小諸市滋野甲
 小諸市滋野甲のアパートの室内で4月29日、複数の切り傷がある男性の遺体が見つかった事件で、小諸署は殺人事件と断定し2日午前、同署に捜査本部を設置した。司法解剖の結果、男性の死因は胸などを刺されたことによる失血死と分かった。男性の身元は依然として特定できておらず、捜査本部は約100人態勢で調べている。

 男性の遺体はアパート1階の部屋から見つかった。同署はこの部屋の住人とみている。身長は約175センチで体形は中肉。遺体発見時は普段着姿で、靴を履いておらず、服の上から刃物で刺されていた。司法解剖の結果、遺体の刺し傷や切り傷は複数あり、男性が自ら傷をつけたのではないことが分かった。遺体は腐敗の状況から、死後数日たっている可能性があるという。

 事件は29日夜、数日前からこの男性と連絡が取れなくなっていることを不審に思った知人の男女2人がアパートを訪れ、1階の居室で倒れた状態の男性を見つけた。この男性と知人は通称名で呼び合う関係だったという。

 捜査本部は2日もアパートでの現場検証を続行した。県警本部のほか近隣各署の応援も得て調べを進めている。フリーダイヤル(電話0120・216・110)も設置して情報提供を呼び掛けている。

 小諸署が殺人事件と断定したことを受け、現場アパートの周辺住民には改めて不安が広がった。畑仕事をしていた近くの会社員男性(50)はアパートを見つめ、「あそこで人が殺されたと思うと心配だ。早く解決してもらわないと、亡くなられた人もかわいそう」。戸締まりなどの防犯対策を強化したい―とも話した。

 近くの60代主婦は「近所には子どもたちもいっぱいいる。(犯人が)近くにいるかもしれないし、早く見つかってほしい」と願っていた。

(5月2日)

長野県のニュース(5月2日)