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農業にIoT活用 県内サービス開始 NTT東

 NTT東日本長野支店(長野市)は、さまざまな機器をインターネットにつなぐIoT(モノのインターネット)技術を活用し、農業の生産性向上と省力化に役立てるサービスの提供を県内で始めた。ビニールハウス内の温度や湿度を各種センサー装置で計測し、ネット経由で把握。カメラによる遠隔監視もできる。農業分野にとどまらず、製造業などへのサービス展開も視野に入れている。

 同社のIoTサービスを導入したのは、中野市内のブドウ農家。中野市農協が仲介した。ブドウ農家は品質向上や安定的な収穫に向け、土壌の水分量、日射量を含むデータをスマートフォンで把握。勘や経験に頼る栽培からの脱却を目指す。市農協も同じデータを活用し、優良農家の栽培手法をデータで「見える化」して営農指導に生かす。

 さまざまな数値データは、グラフ化してスマホに表示することも可能。ハウス内に設置するカメラは、センサーで動く物に反応して警告音を出す機能もあり、NTT東日本は「収穫期の盗難被害や害獣被害を抑止できる」としている。

 NTT東日本は昨年12月、農業向けにIoTサービスの提供を始めると発表。利用には同社と無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」サービス契約を結ぶ必要がある他、センサー装置(18万4500円〜20万9500円)、カメラ(5万8500円)の導入費、月額利用料がかかる。

(5月3日)

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