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茶摘み唄 響く天龍

天竜川を見下ろす急斜面の畑で始まった茶摘み=2日、天龍村平岡中井侍地区天竜川を見下ろす急斜面の畑で始まった茶摘み=2日、天龍村平岡中井侍地区
 県南にある茶の産地、下伊那郡天龍村平岡の中井侍(なかいさむらい)地区で茶摘みが始まった。天竜川を見下ろす羽田野七郎平さん(89)の茶畑では2日、親戚や友人ら11人が集まり、「茶摘み唄」を口ずさみながら新芽を摘み取った。

 羽田野さんの茶畑は約30アール。籠を腰に着け、午前7時ごろに作業を始めた。「一芯三葉」と呼ばれ、一番茶にする新芽の枝先の葉3枚を摘んでいくと、甘く爽やかな茶の香りが一帯に広がった。

 毎年手伝っているという地元の大平沙智子さん(77)は「茶摘みの時にしか会えない人もいる。みんなが元気でうれしいね」とにっこり。羽田野さんは今年、4日ほどかけて約800キロの収穫を見込んでおり、「茶の栽培を始めてもう40年近くになる。今年もこの日を迎えられて良かった」と話していた。

(5月3日)

長野県のニュース(5月3日)