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茅野の国宝土偶2体 パリで展示へ

「縄文のビーナス」(茅野市尖石縄文考古館提供)「縄文のビーナス」(茅野市尖石縄文考古館提供) 「仮面の女神」(茅野市尖石縄文考古館提供)「仮面の女神」(茅野市尖石縄文考古館提供)
 茅野市尖石縄文考古館が所蔵する市出土の国宝土偶「縄文のビーナス」と「仮面の女神」が、10月からパリで行われる「縄文展」に出品される。日仏友好160周年を記念した文化交流の一環で、貸し出しを依頼された。両土偶がそろって海外に渡るのは、2009年にロンドンの大英博物館で開かれた展示会以来2回目となる。

 縄文のビーナスは切れ長の目や妊娠を表した腹部の膨らみ、仮面の女神は顔の逆三角形がそれぞれ特徴。尖石縄文考古館の守矢昌文館長によると、斬新な造形が海外で新たな美術として評価されたという。

 縄文展は10月17日〜12月8日に日本文化会館で開く。文化庁や国際交流基金、東京国立博物館(東京)の主催。縄文時代の土偶や土器、装身具などを展示する。守矢館長は「パリの人々に縄文の芸術を知ってもらう良い機会」と話している。

 両土偶は、7月に東京国立博物館で始まる特別展「縄文―1万年の美の鼓動」で展示されることも決まっている。12月までの会期中、尖石縄文考古館ではレプリカを展示する。

(5月3日)

長野県のニュース(5月3日)