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小諸の殺人事件、遺体発見1週間 男性の身元確認できず

 小諸市滋野甲のアパートで起きた殺人事件は、複数の切り傷がある男性の遺体が見つかってから6日で1週間。小諸署の捜査本部は連日100人規模で捜査し、現場検証をしているが、男性の身元は確認できていない。犯人像が見えない中、地域では不安の声が広がっている。

 4月29日午後8時半ごろ、男性と数日前から連絡が取れないことを不審に思ってアパートを訪れた知人男女2人が、1階居室で倒れた状態の男性を見つけた。捜査本部は、男性をこの部屋の住人とみている。死因は胸などを刺されたことによる失血死。司法解剖の結果で、男性が自ら傷をつけたのではないことが分かった。死後数日たっている可能性がある。捜査関係者らによると、男性はタイ人の可能性があるという。

 アパートは6世帯が入居できる2階建て。大家の男性は、事件があった部屋は複数の人が利用していたとみているが、「誰が住んでいたかは分からない」。毎月初旬に家賃は支払われていたという。複数の地元住民は複数人が部屋に出入りしていたと指摘。ただ、あいさつを交わす程度で、地域との関わりもほとんどなかったという。

 住民からは「詳しい情報がなく怖い」「子どもの登下校が心配」といった声が聞かれる。アパートがある芝生田(しぼうだ)区の柳沢恵二区長(69)は「詳しいことが分からず、日がたつにつれて不安が募っていく」と早期解決を願う。3日に開いた区の「子ども相撲大会」では、子どもに付き添う保護者が例年より多かったという。

(5月6日)

長野県のニュース(5月6日)