長野県のニュース

リニア認可、審査請求へ 県内など沿線住民

 JR東海のリニア中央新幹線建設で、国土交通省が認可した電気設備関連の工事実施計画の認可取り消しを求め、建設に反対する沿線住民が今月下旬にも、国交省に行政不服審査法に基づく審査請求をする方針を固めたことが7日、分かった。審査請求は、リニアのトンネル工事など土木工事関連の実施計画取り消しを求めた2014年12月に続き2回目で、提訴も検討している。県内からも複数人が申し立てに加わる見通しだ。

 審査請求は、国交省が3月に認可したリニア東京・品川―名古屋間(286キロ)の変電所新設などが対象。沿線の住民団体でつくる「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」が、審査請求の申立人を取りまとめている。

 同ネットワークに加わる長野など沿線の反対住民は14年、リニアの土木工事関連の実施計画認可取り消しを求めて審査請求した。16年5月には、認可取り消しを求めて東京地裁に提訴。これまで9回の口頭弁論が開かれている。

 この訴訟の弁護団共同代表を務める関島保雄弁護士(東京都、飯田市出身)は信濃毎日新聞の取材に、今回の審査請求では工事が及ぼす沿線の自然環境への悪影響や、事故が起きた際の安全対策の不備などを問題視していると説明。審査請求と並行して追加提訴の準備を進め、先行する訴訟との併合を求めていく考えを示した。

(5月8日)

長野県のニュース(5月8日)