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御嶽山山頂部の慰霊碑「安らかに」刻む 9月までの建立目指す

慰霊碑のイメージ。死者、行方不明者63人への思いを込め、63個の玉が連なるような彫刻を碑に施す慰霊碑のイメージ。死者、行方不明者63人への思いを込め、63個の玉が連なるような彫刻を碑に施す
 2014年9月に犠牲者58人、行方不明者5人を出した御嶽山噴火災害で、山頂付近の御嶽頂上山荘跡地に設ける慰霊碑の概要が8日、固まった。碑には「安らかに」と刻み、両横の石板に噴火の教訓などの銘文と、発生時間や捜索活動などをそれぞれ記す。

 木曽郡木曽町、王滝村の関係者、遺族らでつくる慰霊碑建立実行委員会がこの日、木曽町内で会合を開いて決めた。碑には犠牲者、行方不明者への思いを込め、63個の玉状の彫刻を施す。銘文に刻む言葉は5月中に決め、噴火から4年となる9月27日までの建立を目指す。

 御嶽山は、火口からおおむね1キロ圏内への入山規制が続いており、慰霊碑の披露の仕方は検討中。一般登山者への入山規制解除の前に遺族や行方不明者家族を連れて登山をし、披露する案もある。会合に出席した被災者家族らでつくる「山びこの会」事務局代表のシャーロック英子さん(59)=東京=は「遺族や登山者が納得できる銘文にしてほしい」と述べた。

 慰霊碑は昨秋、山麓側の王滝村の松原スポーツ公園にも建立されている。

(5月9日)

長野県のニュース(5月9日)