長野県のニュース

農業と障害者福祉 富士見の農業生産法人が連携探る

トマトを定植する障害者自立訓練事業所の利用者たちトマトを定植する障害者自立訓練事業所の利用者たち
 食品製造販売大手カゴメ(名古屋市)などが出資する農業生産法人「八ケ岳みらい菜園」(富士見町)は8日、町内の畑にトマトを定植した。町内の県諏訪養護学校と障害者自立訓練事業所「アートカレッジちゃお」の生徒と利用者各4人が協力。人手が不足する農業の現場と障害者を結ぶ「農福連携」の有効性を確認し、「農」をテーマに来春町内にオープンする観光施設「カゴメ野菜生活ファーム富士見」での障害者雇用につなげる目的だ。

 畑はカゴメの富士見工場近くにあり、広さ約10アール。8人は「深く植え過ぎないように」などの助言を受け、2人一組で約1200株を植えた。同校高等部2年の小松直樹さん(16)は「スムーズに作業できた」と満足していた。

 トマトは8月中旬〜9月中旬に7トンほど収穫できる見通し。障害者が収穫し、カゴメが野菜ジュースに加工する。生徒は授業の一環で、同事業所には同菜園が収穫量に応じて報酬を支払う。ホウレンソウやプチベール、セロリの収穫も依頼するという。

 カゴメ野菜生活ファーム富士見運営会社の片岡雅大(まさひろ)さんは「障害者が広く農業に関われる可能性を見いだせた」とし、「農福連携推進の素地をつくりたい」と話している。

(5月9日)

長野県のニュース(5月9日)