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阿部氏、知事選3選出馬を正式表明

記者会見で知事選への出馬を表明する阿部守一氏記者会見で知事選への出馬を表明する阿部守一氏
 任期満了に伴う7月19日告示、8月5日投開票の知事選で、阿部守一知事(57)は9日午後、長野市内のホテルで記者会見し「未来に向けて安心し、希望の持てる長野県を切り開いていきたい」と述べ、3選を目指して無所属で立候補すると正式表明した。本年度からの新たな県政運営指針「総合5か年計画」に触れ「スタートしたばかりで、計画を作成した責任もある」と強調した。

 阿部氏は会見で、出馬を決断した理由について「次期4年間に全力を傾け、長野県のために尽くす覚悟を固めた」と説明。後援会や幅広い県民から出馬要請を受けたとし、「皆さんの期待に応えたい」と述べた。県立武道館(佐久市)の建築、県信濃美術館(長野市)の全面改築などの大型事業は「道筋は付けたが、道半ばでもある」とした。

 3期目に向けては、新5か年計画で前面に打ち出した「学びと自治の力」を県民に根付かせることで「小規模町村が多い特色を踏まえ、新しい自治の形を創造、発信していく」と強調。各政党、各種団体との関係については「引き続き、幅広い政党や団体の協力を頂きたい」と述べた。

 知事選で、出馬表明したのは阿部氏が初めて。阿部氏は会見に先立ち、自民や国民民主、公明、社民各党関係者や市町村長有志、県経営者協会、連合長野の代表者らで構成する政治団体「明日の長野県づくり推進会議」が同日朝、長野市内で開いた会合で、立候補する意向を伝えた。

 阿部氏は東京都出身で東京大法学部卒。1984(昭和59)年、自治省(現総務省)に入省。田中康夫知事時代の2001年1月に県企画局長、同年10月から04年7月まで副知事を務めた。横浜市副市長などを経て、新人3人が争った10年の知事選に出馬し、初当選。14年の前回選では、共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる県民の会」が擁立した新人らを破り、再選した。

 知事選を巡っては、明るい県政をつくる県民の会が県政の転換を目指し、候補者を擁立する方針を示している。

(5月9日)

長野県のニュース(5月9日)