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県内行楽地、大型連休の入り込み好調

観光客でにぎわった上高地=4月27日、松本市観光客でにぎわった上高地=4月27日、松本市
 県内観光地の大型連休(4月28日〜5月6日)の入り込みは、平日2日間を休めば最長9連休となる日並びの良さに加え、前半や終盤を中心に各地で気温20度を超える好天に恵まれたことから、おおむね好調だった。催しやサービスの拡充が奏功した観光施設があった一方、春スキー営業は4月の雨などで雪解けが進んで振るわなかった。

 国営アルプスあづみの公園の堀金・穂高地区(安曇野市)と大町・松川地区(大町市、北安曇郡松川村)には、前年同期比7%増の9万986人が来場。中学生以下の子どもを入園無料にしたこともあり、大勢の家族連れでにぎわった。恒例の早春賦音楽祭は過去最高の人出となり、担当者は「ちょうど菜の花の見頃が重なった」と喜んだ。

 北佐久郡軽井沢町の軽井沢・プリンスショッピングプラザの買い物客数は前年同期比5・1%増。春夏物の販売が好調で、期間中の売上高は同5・8%増だった。いずれも前年の過去最高実績を更新したといい、担当者は「鉄道イベントやアイドルらのライブの開催で幅広い世代が訪れた」とする。

 下伊那郡阿智村の昼神温泉郷は、平日を除いてほぼ全旅館が満室。村の第三セクター「阿智☆昼神観光局」によると、村内のスキー場で星空を楽しむ「ナイトツアー」の人気が高く、首都圏からの観光客が目立って増えた。昨年秋に開設された観光拠点施設「ACHIBASE(アチベース)」は連日、1営業日当たりの最高売上高を記録したという。

 訪日外国人客の増加が目立ったところもある。大町市と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートは、同市扇沢と黒部ダム間で運行するトロリーバスの延べ利用客数が7万9891人で、前年同期比8%増え、最近5年間で最も多かった。担当者は「個人や団体、台湾などの外国人客がいずれも増えた」とする。

 松本市の松本城の入場者は、4月28日〜5月7日までの10日間で4万8062人。総数は前年並みだったが、外国人の増加が顕著で、無料開放日の1日を除く9日間に訪れた外国人は前年同期比32%増の2800人余だった。

 苦戦を強いられたのは春スキー営業。北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場を運営する白馬観光開発(白馬村)によると、1〜6日の入り込みは前年の半分の4千人程度。4月の雪解けが早く進んだことに加え、強風でリフトを動かせない日があった。

 下高井郡山ノ内町の志賀高原でも、18スキー場のうち連休まで営業できたのは横手山や奥志賀など4カ所だけ。利用客数は集計中だが、町役場の担当者は「(例年より)相当減った」。志賀高原観光協会は「今後は夏シーズンに備えたい」としている。

(5月10日)

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