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母親いない悩み語ろう 女性ら向け新団体

「マザレスお嬢」をPRする小林さん=10日「マザレスお嬢」をPRする小林さん=10日
 母親を若くして亡くしたり、会えない状態になったりした女性らが悩みを語り合う団体「マザレスお嬢」を、小諸市や川崎市の有志が設立した。娘を育てる「シングルファザー」も含めて交流の輪を全国に広げ、母親がいない女の子に配慮した教育環境づくりなどをアピールしていく。「母の日」の13日、都内で初の催しを開く。

 設立したのは、代表を務める昭和女子大現代ビジネス研究所(東京)研究員の臼田明子さん(54)=川崎市=と、副代表で小諸市議の小林重太郎さん(61)。臼田さんは27歳で母親を亡くした。小林さんは16年前、妻が病気療養のため面会が容易でなくなり、1人で長男(23)と長女(19)を育ててきた。

 臼田さんは30代で2人の子に恵まれたが、「妊娠や子育ての悩みを一番身近に相談できる女性のはずだった母がいないことがつらく、不安だった」と話す。同じ境遇の人同士、思いを共有する場を求めたが、国内でそうした団体は見つけられなかったという。

 一方、小林さんは「長女は思春期の女の子ゆえの悩みなどを男親の私には話せないでいた。娘の気持ちを受け止められなかった」。一昨年、都内であった教育関連の催しで小林さんが経験を語ると、参加していた臼田さんが「一緒に当事者の会をつくりましょう」と声を掛け、共に設立を目指すことに。今年2月ごろから準備を始めていた。

 今後は、都内以外で催しを開いたり、会員専用のウェブサイトを活用したりして、全国に交流を広げる考え。インターネット上で会の活動資金を募る「クラウドファンディング」も、6月15日まで受け付けている。

 13日の催しは、午後1時半〜4時に東京都渋谷区の「フォーラムエイト」で。おおむね40歳までに母と死別、離別した女子や女性、その父親が対象。当事者5人が話すシンポジウムと、参加者同士が話す懇親会がある。参加無料、要予約。申し込みは小林さん(電話090・3473・8387)へ。

(5月11日)

長野県のニュース(5月11日)