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松本署巡査部長を逮捕 少女とみだらな行為疑い

柴田容疑者の自宅を捜索する捜査員ら=10日午後7時56分、松本市島立柴田容疑者の自宅を捜索する捜査員ら=10日午後7時56分、松本市島立
 県警少年課は10日、県内の10代少女が18歳未満だと知りながらみだらな行為をさせたとして、児童福祉法違反の疑いで、松本署生活安全1課の巡査部長、柴田英和容疑者(43)=松本市島立=を逮捕した。県警の現職警察官の逮捕は、機動捜査隊総務係長の警部補を傷害容疑で逮捕した2015年5月以来で、児童福祉法違反容疑での立件は初めて。

 逮捕容疑は、少女が18歳未満だと知りながら、16年11月〜17年3月にかけて県内のホテルで計4回、自分を相手にみだらな行為をさせた疑い。県警監察課は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。

 同課によると、柴田容疑者は別の警察署の生活安全課に勤務していた16年8月ごろに業務を通じて少女と知り合い、連絡を取り合うようになった。捜査関係者によると、同容疑者は、少女の非行からの立ち直り支援などに携わっていたという。

 事件は昨年12月下旬、少女が柴田容疑者の当時の勤務先だった署に申し立てて発覚した。県警は同容疑者の行為が、刑法や、16年に施行した「県子どもを性被害から守るための条例」違反など、どの容疑に当たるかを検討。「条例の『威迫、欺き、困惑させる』要件には当たらない」などとし、教師と子どもの関係など「事実上の影響力」が及んだ場合に適用されることが多く、条例より罰則が重い児童福祉法違反容疑で立件したとしている。

 柴田容疑者は01年に県警に採用され、事件発生後の昨年3月から今月9日まで松本署に勤務していた。生活安全部門での勤務は12年目。逮捕容疑の日は全て非番か週休だった。監察課は今後の捜査結果を踏まえ、処分を検討する。

 県警の中村誠・首席監察官らは取材に、「被害に遭われた方やそのご家族の皆さまおよび県民の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪。「法を執行すべき警察職員がこのような事案を引き起こしたことは誠に遺憾であり、厳正に対処するとともに原因究明、再発防止に努めていく」とした。

(5月11日)

長野県のニュース(5月11日)