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飯田「よこね田んぼ」で園児ら田植え

よこね田んぼで一列に並んで田植えをする子どもたち=11日、飯田市千代よこね田んぼで一列に並んで田植えをする子どもたち=11日、飯田市千代
 「日本の棚田百選」の一つ、飯田市千代の「よこね田んぼ」で11日、地元の保育園児や小中学生が田植えをした。青空が広がり気温がぐんぐん上昇する中、子どもたちは額に汗を浮かべながら、一列に並んで丁寧に苗を植えた。

 よこね田んぼは斜面に110枚(計3ヘクタール)の棚田が広がる。地元有志でつくる「よこね田んぼ保全委員会」が、子どもたちに田植えを体験してほしいと毎年招いている。

 この日は、千代保育園千栄分園の園児や千代、千栄小学校の全校児童、竜東中学校の1年生らが参加。保全委の会員に教わりながら作業した。はだしで恐る恐る泥の中に入る小学校低学年の児童に、中学生が「大丈夫だよ」と手を差し伸べる場面もあった。

 園児の頃から毎年田植えをしているという千代小6年の半崎姫菜さん(11)は「最初は嫌だった泥の感触が、今では気持ち良くなった」と笑顔。保全委の会長を務める川手重光さん(72)は「大人になっても土のにおいや感触を思い出して、やがて地元に帰ってきてほしい」と話した。

 子どもたちは秋に稲刈りも体験し、収穫した米は保育園や学校の行事で味わう。

(5月12日)

長野県のニュース(5月12日)