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石綿被害「相談の場を」 患者・家族の会県支部

アスベスト被害の「患者と家族の会」県支部発足について説明する(左から)菅谷さん、大原さん、小菅さん=11日、県庁アスベスト被害の「患者と家族の会」県支部発足について説明する(左から)菅谷さん、大原さん、小菅さん=11日、県庁
 アスベスト(石綿)による健康被害を受けた県内の被害者の家族らが11日、県庁で記者会見し、「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」(東京)の県支部を結成すると正式に発表した。全国で22番目の支部で、会員10人ほどが19日に長野市で開く「結成の集い」で活動を始める。被害相談のほか被害者、家族同士の交流を進める計画だ。

 県支部世話人に就く菅谷泰子さん(78)=上水内郡飯綱町=の夫で関西電力社員だった衛さんは昨年2月、悪性胸膜中皮腫のため78歳で死去した。会見で菅谷さんは「最初はどこへ相談すればいいかも分からなかった。労災申請の手続きは煩雑で、患者を抱えた家族が1人で進めるのは無理」と指摘。同会の支援で労災認定にこぎ着けたといい、「困っている人の役に立つのが私の使命」と語った。

 世話人に就く会社員の大原慎一郎さん(47)=塩尻市=は、建設業に従事した父を悪性胸膜中皮腫で亡くし、「家族が相談できる場所が身近に必要」と支部結成の意義を強調した。会見には同会副会長の小菅千恵子さん(63)=埼玉県=も同席した。

 19日の県支部結成の集いは、午前10時20分から長野市のもんぜんぷら座で開く。会員以外でも参加できる。問い合わせは県支部事務局(電話070・5251・9840)。

(5月12日)

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