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小澤さん早く元気に 指揮降板で松本市民ら

昨年9月10日のOMF最終公演を終え、来場者にあいさつする小澤征爾総監督(ステージ手前中央)=松本市のキッセイ文化ホール昨年9月10日のOMF最終公演を終え、来場者にあいさつする小澤征爾総監督(ステージ手前中央)=松本市のキッセイ文化ホール
 小澤征爾総監督(82)が8〜9月に松本市で開くセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)を降板することが明らかになった11日、小澤さんの指揮を楽しみにし、OMFを支えてきた市民らからは落胆の一方、小澤さんの回復を願う声が聞かれた。

 3年前に大阪府から松本市に移住し、SK松本合唱団に今年から参加した主婦櫛村和美さんは「今年こそは信州で(小澤さんの)演奏を聴きたいと思っていた」と残念がった。ボランティア経験もあり、今年も聴きに行く予定だった長嶋賢治さん(71)=松本市城西=は「小澤さんは常に松本のことを思ってくれていると思う。来年以降に期待したい」と話した。

 10年ほどボランティアに携わる酒店経営、福沢崇浩さん(37)=同市大手2=も「チケット発売前の発表で、混乱を防ぐことはできた」と受け止めつつ「お客さんは小澤さんの指揮を見たい気持ちが強い。ゆっくり休んでほしい」と気遣った。

 OMF期間中に行う「楽都・まつもとライブ」をプロデュースする宮嶋弘樹さん(37)=同市村井町=は「ご本人が一番無念なのではないか。OMFを盛り上げるために僕らも一層頑張らないと」と話した。

 菅谷昭・松本市長は「大変残念に思う」とのコメントを出し、「体調回復にしっかり努めていただき、元気なお姿で夏のフェスティバルにお越しいただくことを心より祈念している」とした。

 毎年夏、OMFに先立ち、小澤さんと若手音楽家が中学校などでのコンサートを開いている下高井郡山ノ内町。竹節義孝町長は、3月に小澤さんと電話で話し、同町でのコンサート出演への意欲を示す言葉を聞いたという。今夏の来訪について、小澤さん側から町にはまだ連絡はないが、竹節町長は「子どもたちも楽しみにしている。元気な姿で町に来てくれることを願っている」と話した。

 小澤さん降板に伴い、OMF実行委員会は11日、プログラムの変更内容を発表した。

(5月12日)

長野県のニュース(5月12日)