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長野・茶臼山自然植物園で熊目撃 きょうまで閉鎖

熊の目撃情報を受けて園内上部への立ち入りを禁止した長野市茶臼山自然植物園=12日午後3時7分熊の目撃情報を受けて園内上部への立ち入りを禁止した長野市茶臼山自然植物園=12日午後3時7分
 12日午前11時ごろ、長野市篠ノ井有旅の市茶臼山自然植物園内で熊の目撃情報があり、市は園内の上部を閉鎖した。市や、管理する一般財団法人ながの緑育協会(長野市)によると、当時は園内の上部に100人弱の来園者がいたが退園を呼び掛け、けが人はなかった。13日まで閉鎖し、14日以降の対応は今後検討する。

 市公園緑地課などによると、園内の上部の大部分は周囲の山との間に高さ1・2メートルほどのフェンスを設けている。この日は園内最上部の井戸付近で作業をしていた業者が、成獣とみられる熊1頭を目撃。このため場内放送で来園者らに退園を呼び掛け、植物園33ヘクタールのうち上部の16ヘクタールを閉鎖。職員らが見回りをしたほか、主な入り口に張り紙をしたり、コーン標識を置いたりして注意を呼び掛けた。熊の行方は分かっていない。

 目撃情報があった付近には当時、数人が訪れていたが、特に混乱はなかった。この近くで「熊のような生きものを見た」という子どもからの情報もあったという。

 ながの緑育協会の酒井一夫事務局長(63)は「人に被害がなくて良かった。一帯には熊が生息していると地元の人から聞いていたが、園内での熊の目撃情報は10年以上ない」。これまで朝晩の2回行ってきた園内のパトロールを5〜6回に増やすという。

 閉鎖した植物園の上部には自生している植物も見られ、アスレチックなどの施設も整備されている。植物園の下部にあたる恐竜公園と、隣接する茶臼山動物園は13日も通常通り開園する。

(5月13日)

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