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朝ごはんの主食に何を選ぶか、は関心を集めるテーマのようだ。ネットで少し検索するだけで各種の調査結果が続々と出てくる。総合すると、パンとごはんが均衡しており、最近は若者のごはん派が、高齢者より多くなっているらしい

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ごはんはコメを炊いた米飯の意味だが、食事全体のことも指す。ややこしいが「ごはんを食べましたか」と聞かれれば、食事を指すのが一般的だ。最近の政府や官僚ではこれが通用しない。先の質問に「ごはんは食べてません(パンは食べたけど)」と答えるのが、流行しているらしい

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働き方改革などの国会論戦で、政府は野党の質問の論点をすり替える答弁を繰り返している。法政大教授の上西充子さんがこれを「ご飯論法」と名付けた。「はぐらかし」や「話を勝手に大きくして答弁を拒否」などもこの論法の特徴としている

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加計問題で国会招致された柳瀬唯夫元首相秘書官も同じ論法だった。学園関係者と会ったと認め、「記憶はない」という過去の答弁は、「愛媛県や今治市職員の面会しか聞かれなかった」。首相案件発言は「首相という言葉は使わない」とはぐらかした

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安倍晋三首相には「誠実に答えた」と好評だが、誠実の意味が一般と異なるようだ。これも「ご飯論法」か。中村時広愛媛県知事は、職員が面会時に柳瀬氏から受け取った名刺などを反証として提示した。知事が述べた「公務員のプライド」を中央官庁の官僚に期待してもむなしいだけか。

(5月14日)

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