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岡谷南高にイタリア製2人乗りボート 先輩や保護者の協力で購入

岡谷南高漕艇部が今春導入したイタリア製のダブルスカル艇=13日、下諏訪町漕艇場岡谷南高漕艇部が今春導入したイタリア製のダブルスカル艇=13日、下諏訪町漕艇場
 諏訪湖の諏訪郡下諏訪町漕艇場で13日まで2日間行われた第41回信毎諏訪湖レガッタ(下諏訪町、信濃毎日新聞社、県ボート協会主催)に、地元の岡谷南高校(岡谷市)が今春導入したイタリア製ボート1艇を持ち込んで注目を集めた。2017年の世界選手権で使われた最新型で、中古だが状態は良く、価格は約200万円。保護者会の積み立てと、17年の全国高校総体を制した先輩クルーが残した祝い金などを充てた。

 ボートは2人乗りのダブルスカル艇。日本製のものより硬いカーボン素材を使い、同校漕艇部の守屋洋明監督(38)は「水の抵抗を受けてもスピードが落ちない」。オールの支点となる左右の「リガー」の固定方法に特徴があり、進行方向に引っ張られるような感覚でこげるという。

 高校ボート部が高額なボートを全て自前で賄うのは難しく、足りない分は県ボート協会所有のボートを借りる。ただ、部員の増減などで割り当ての数や種類が変わるため、乗り慣れた自前のボートを増やしたいのが本音だ。

 全国高校総体などは国産艇を使う規定だが、制限のない県大会などでは世界的に評価の高いイタリア製やドイツ製で全国切符をつかむのが理想とされる。岡谷南高漕艇部はイタリア製2艇を含む5人乗り3艇と、1人乗り2艇を所有しており、今回は出場選手が多いダブルスカル艇を初めて購入した。

 同部は17年8月の全国高校総体で、男子のボート県勢としては25年ぶりに優勝(かじ付き4人スカル)。購入費には岡谷市から贈られた激励金や祝い金を充てており、部員にとっては先輩からの贈り物でもある。信毎諏訪湖レガッタで乗り込んだ2年の北田智咲さん(16)は「親たちの協力や先輩の頑張りのたまもの。大切に乗って結果を出したい」と話していた。

(5月14日)

長野県のニュース(5月14日)