長野県のニュース

善光寺大勧進の瀧口新貫主が就任会見 「和をもって信仰の発展を」

就任記者会見に臨む瀧口宥誠貫主(中央)=15日午前9時6分、長野市の善光寺大勧進就任記者会見に臨む瀧口宥誠貫主(中央)=15日午前9時6分、長野市の善光寺大勧進
 天台宗(総本山・比叡山延暦寺、大津市)から1日付で善光寺大勧進(長野市)の貫主(かんす)に任命された瀧口宥誠(ゆうじょう)氏(84)が15日、大勧進で就任記者会見した。瀧口氏は、自身の「心の柱」の一つに「和をもって貴しとなす」を挙げ、「和やかに和をもって善光寺の信仰の発展を進め、与えられた時間の中で少しでも世のため人のためになるよう努力したい」と抱負を述べた。

 大勧進では、周辺の25の宿坊でつくる「天台宗一山」の一部住職らと対立していた前貫主小松玄澄(げんちょう)氏(84)を、天台宗が3月末で解任。一連の騒動を受け、瀧口氏は「できるだけ早く良い雰囲気になるよう、(善光寺を運営する)台家(だいけ)(天台宗一山)と浄家(じょうけ)(浄土宗一山)の協調、協和の中で努力したい」と話した。

 善光寺については「1400年以上も歴史を重ねている霊地、霊山」と強調。「一度でもお参りに来られた方に、またお参りに来たいという心を起こさせるよう努力していきたい」とした。

 瀧口氏は山形市出身で、2002年に大勧進副住職に就任。比叡山延暦寺一山の善学院(大津市)住職を兼ねている。小松氏解任を受けて4月から特命住職として当面の貫主業務を担い、天台宗一山の住職代表や信徒総代役員らで構成する大勧進協議会などから次期貫主に推挙されていた。25日に滋賀院門跡(同)で、天台宗最高位の森川宏映座主(こうえいざす)から辞令を受ける。

 一方、通常2人いる大勧進の副住職は、4月から栢木寛照(かやきかんしょう)副住職1人となっている。大勧進は「できるだけ早くもう1人迎えたい。早急に検討したい」とした。

(5月15日)

長野県のニュース(5月15日)