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スズメバチに刺された女性が提訴、飯島町に賠償命じる判決

 上伊那郡飯島町が管理する町内の橋の上でスズメバチに刺されたとして、東京都内の女性が町に医療費や慰謝料など計140万円の損害賠償を求めた訴訟で、武蔵野簡裁(東京)が、町の注意喚起が不十分だったなどとして51万円の支払いを命じる判決を出していたことが16日、分かった。町は控訴せず、賠償金を支払う方針だ。

 女性は2016年9月、町内のキャンプ場近くの「御座松(ござまつ)橋」を渡っていた際、スズメバチに頭や腕などを刺され、駒ケ根市内の病院に救急搬送された。ハチの巣が橋の裏側にあった。女性と町の示談交渉は折り合わず、女性は17年7月に提訴していた。

 町によると、現場には以前からハチの巣があり、看板を設置して注意を促していた。判決(8日)は、この看板が当時見にくかったと認定し、町側の対応は十分でなかったとしたという。

 女性側が控訴する可能性はあるが、町は賠償金を盛った本年度一般会計補正予算案を町議会6月定例会に提出する予定。今回の問題を受け、町は町内各地にある公園や橋に、ハチの巣への注意を促す看板を設置した。

(5月17日)

長野県のニュース(5月17日)