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安曇野の特養事故「真実解明を」

業務上過失致死罪に問われた被告を支援するため開かれた集会=20日、安曇野市業務上過失致死罪に問われた被告を支援するため開かれた集会=20日、安曇野市
 安曇野市の特別養護老人ホームに入居中の女性=当時(85)=が2014年1月に死亡した事故で業務上過失致死罪に問われ、地裁松本支部で公判中の准看護師山口けさえ被告(58)=松本市=の無罪を求め支援している団体が20日、安曇野市内で集会を開いた。集会は支援の輪を広げようと16年から毎年この時期に開いており、この日は県内外の介護、医療関係者ら約420人が参加した。

 支援団体は介護、医療に携わる人たちらで構成する。団体会長の小林作栄さん(79)=安曇野市=は、計約35万9千筆に上った署名活動などの支援に感謝し、「勝つまで支援をお願いしたい」とあいさつ。被告の弁護団長を務める木嶋日出夫弁護士は「裁判は大詰めを迎えている。最後まで徹底的に真実を明らかにしていく」と述べた。

 死亡した女性は13年12月におやつのドーナツを喉に詰まらせて窒息し、翌14年1月に死亡。地検松本支部は同12月、女性が食べ物を口に詰め込む癖があり、被告は他に介助できる人がいなかったのに注意義務を怠ったとして起訴。その後、被告が食事形態の確認を怠ったことを加える訴因変更をした。弁護側は「被害者の死亡につながる危険性があったとは言えない」として無罪を主張している。

(5月21日)

長野県のニュース(5月21日)