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お馬さんは力持ち 伊那・高遠で「馬耕」体験

馬のビンゴがはね上げる泥を浴びながら、笑顔で馬耕体験をする子どもら馬のビンゴがはね上げる泥を浴びながら、笑顔で馬耕体験をする子どもら
 伊那市高遠町の小学生と保育園児が21日、馬の力を利用して田を耕す昔ながらの「馬耕(ばこう)」を体験した。広がった青空の下、農具を引っ張る馬の力強さや、はね上がる泥に盛んに歓声を上げながら、交代で一生懸命に取り組んだ。

 体験したのは高遠北小の2年生8人と、高遠第2・第3保育園の園児16人。有機農業に取り組む専業農家の林亮さん(36)の水田で、近くの横山晴樹さん(40)が飼育する雄馬「ビンゴ」と一緒に、素足で泥の中に入った。

 ビンゴが田を耕す農具「馬鍬(まんが)」を引っ張り、子どもたちが上から押さえ付けて、田んぼの泥を平らにした。膝ほどまで泥に漬かり、ビンゴがはね上げる泥を顔に浴びながら作業する子どもたちに、見守る保育士や教諭らから「頑張れ!」と声援が飛んだ。

 田んぼから出て腰を下ろした子どもたちは「疲れたけれど楽しかった」と笑顔。終了後、ビンゴに餌のリンゴを与え、背中をなでてねぎらった。

 馬耕体験は4年前から毎年実施している。「(体験すると)普段は当たり前だと思っていることに感謝できるようになる」と横山さん。子どもたちの成長を願いつつ、「ビンゴが子どもたちを夢に向かって引っ張っていってくれればいい」と話していた。

(5月22日)

長野県のニュース(5月22日)