長野県のニュース

県がルート帯発表 青木峠付近の上田―松本間新バイパス

 県は22日、上田・松本両地域を結ぶ国道143号の青木峠付近(小県郡青木村・東筑摩郡筑北村境)の未改良区間約11キロのバイパス整備計画で、新たに建設するトンネルを含めたルート帯(延長4キロ余、100〜300メートル幅)を明らかにした。両地域間の往来時間短縮による経済、観光、救急医療への波及効果が期待されており、県は本年度中にルートを絞り込む予定だ。

 ルート帯は現道を北側から回り込むように設定。両端部を除き大半がトンネルで、中間1カ所の地上部は筑北村中心部へ続く既存の県道と接続する。総事業費は百数十億円を見込む。着工や開通時期は未定。

 現道は幅員が狭くカーブが連続し、青木峠の「明通(あけどおし)トンネル」は3・6メートルの高さ制限のため大型車は通行できない。県建設部はバイパスが完成すれば所要時間は現道を通行する場合に比べて20分ほど短縮できるとしている。

 県はルート帯の検討に当たり、同じ区間をほぼ直線で結ぶ別のルート帯案と比較。ほぼ直線で結ぶ場合は地上部の構築物整備などで費用がかさむほか、中間の地上部が多くなるため冬場の凍結が懸念され、勾配も急になるという。

 松本市で開いた国道143号整備促進期成同盟会で示した。県建設部の臼田敦建設技監は「道路線形、安全性、経済性、アクセス性で有利になるルート帯を総合的に最適案とした」と話した。

(5月23日)

長野県のニュース(5月23日)